「いいたてエンジェルプラン」

 http://d.hatena.ne.jp/june_t/20050128#p4に若干補足。
 飯舘は菅野典男村長*1が「少子化問題を前面に押し出すことで、認知度が低い男女共同参画への地域の関心を高める」旨の発言をしているとおり、この二つを意識的に関連させる政策を行なっているわけだが、佐野ハツノさんの資料の中に「いいたてエンジェルプラン」の簡略版パンフレットからのコピーがあったのが目を引いた。
 完全にこの内容はジェンダー平等である。ジェンダー主流化というよりは、少子化対策が完全にジェンダー平等政策に乗っ取られている。(否定的な意味ではありません。)
 どういう発想やポリシーにもとづくものだろうか。話を一度聞いてみたくなった。

*1:なおわたしは、個別政策はともかく、菅野村長のジェンダー平等にかんする基本的姿勢には批判的な立場できている。「男にいうことは何もない。女の人に男を変えてもらいたい。」というあるシンポジウム席上での発言は、ジェンダー平等に対する男性の積極的な関与をかえって封じてしまうのではないかという懸念からである。もちろんこれが農村の現状を踏まえた、きわめて現実的な対応であることは理解できるが。