なべ対決くずれ・なべパーティ

 知り合いに誘われていたので、12時からの「なべ対決」に出かける。
 今回の対決は、「あじつみれなべvs.鴨みそなべ」。とあるマンションの一室(電機メーカー勤務のA氏宅)にて。
 最初に出てきたのは、A氏とY氏(テレビ局勤務)共同の「合鴨のトマト味噌鍋」。(なんだそれは。)なんというか、もうこれはトマトシチューである。まあ前座ということで。みんなパルメザンチーズをかけて食べていたのが印象的。
 次が真打ち、鉄人M氏の「あじのつみれ鍋」。彼は洋服の仕立てから料理から、なんでもできるたいへん器用なバツいち中年である。*1昆布だしのつゆで、あじのすり身にごぼうをあわせたつみれを煮たところへ、仕上げに京菜を入れる。お好みでポン酢や一味を入れてもよい。これ最高。(あ、採点しちった。)
 3番目が、「合鴨のピーナッツ味噌鍋」(A氏+Y氏)。これは合鴨はともかく、おつゆはたいへんおいしかった。ただ一緒に入っていたカブがよろしくなかった。なんだか味が抜けてしまって身もぼけてしまっている。
 最後に「鴨の味噌仕立て鍋」(A氏+Y氏)。これは骨付き肉がゴムのような感じで食べられたものではなかったということと、どうも汁に砂糖が入っていたらしく、めっちゃ甘い。こりゃあかんわ。
 ということで、なんだか勝負にならない対決でした。
 ちなみに酒もとことんぜいたくで、「春雨」20年古酒(720mlで時価12,000円。というか、「春雨」はちょっとそのへんでは売ってません)と伊是名島の「金丸」(10年古酒泡盛)。20年古酒を飲んだ後では、普通高い評価を受ける「金丸」もおとなしい酒に感じてしまう。そんなラインナップ。
 なお、わたしは仕事の途中だったので、最後の鴨しゃぶ(A氏購入の鴨肉をM氏が調理する。実はわたしの発案)は時間切れで食べずに帰ってきた。お酒も口を付けただけです。(泣)さ、続きやらなきゃ。

*1:M氏は服飾メーカー勤務。なお、シングルのA氏宅にはほとんど食器などがないので、M氏がみんな持ち込んだ。包丁なども「ここの家の包丁は切れねえ」といって持ってきていた。