カナダで同性婚合法化へ


 カナダ下院は28日、同性間の結婚を合法化する法案を158対133の賛成多数で可決した。上院での可決は確実で、近く成立する。オランダとベルギーに次いで、同性婚が合法化される3番目の国になる。
 カナダの大半の州ではすでに同性婚が認められ、米国など国外から結婚式を挙げるために訪れるカップルも多い。これまで10州のうち8州の裁判所が「同性婚の禁止は、憲法で認められた平等の権利に反する」との判断を下し、連邦最高裁が昨年12月、国レベルでの合法化を進めるよう勧告していた。
 同性婚を認める法案は、今年4月、スペインでも、下院で可決されている。フランスやスウェーデンなど多くの欧州諸国では、同性間のパートナー登録による事実婚が容認されている。
 米国ではマサチューセッツ州が昨年5月、州として初めて同性婚を合法化した。一方で、昨年11月の大統領選に合わせて行われた住民投票では、11州すべてで同性結婚を禁じる法案が成立するなど、国を二分する問題になっている。

 今のところ、北米と西/北ヨーロッパですか。