Apple][ディスクイメージアーカイブ

 8bitの名機、Apple][のフロッピーディスクイメージのアーカイブ。1000タイトル以上のゲームが収録されている。ちなみに、このマシンのCPUは6502。ファミコンと同じ。(正確にはファミコンは互換チップだったはずだが。)以前はasimov.netとかそんな名前のドメインftpサービスがあったのだが、今はなくなっている。
 ところでこれをどうするかというと、「AppleWin」等のエミュレータで使うのである。ディスクイメージを仮想フロッピーディスクに入れて画面上の「リセットボタン」を押すと、ソフトが起動する、というわけ。(Linux用やMac用もある。リナザウでもOKだった。)著作権が気になるところなのだが、そのあたりはどうなっているのだろう。
 「Might and Magic」「Wizardry」「Ultima」といったRPGのビッグタイトルもあるし、ピンボールパックマンのようなアーケードゲーム、シューティング、アドベンチャー、シミュレーション、フットボール・野球といったスポーツジャンルまで、とにかくすべてそろっている。個人的にはAD&Dのエンカウント発生ユーティリティとかがウケた。(「プレイメーカー・フットボール」はないのね。あれはMacか。)
 ためしに「Might and Magic 1」のディスクイメージをDL。起動して中を見たら、レベル18とかのキャラクターがいる。(笑)自分がプレイしていたディスクをそのままイメージ化したのだろうか。パーティを組んで、しばらくソーピガルの街を歩き回ってみた。PC9801版やファミコン版もあるはずだが、Apple][版はきわめつけに難易度が高いことで有名。何が難しいって、敵は強いし、倒しても経験値や手に入るお金は少ないし、訓練(レベルアップ)に高額の料金が必要だし、キャラはすぐ死ぬし……あまりにも多いので、以下略。
 ゲームのグラフィクス面は、圧倒的にしょぼいことは否めない。320x240の8色とか、そんなものだったし。*1
 ちなみにMMだが、わたしは98版をプレイした経験があり、かつIBM-PC版をもっている。もちろん後者も、正規に買った、というか、「6」のおまけで旧作が全部ついてきたやつ。つまり入手経路は合法のもの、ということ。ただこれ、PC-DOS版なのでXPでは動かない。(笑)まあ今はDOSエミュレータがあるので、苦労してMS-DOSでマシンを動かそうとするよりは、そっち使った方が楽。
 こういう旧作ゲーム(ゲームだけじゃなくて、もちろん)なんかも「知的資産」だし、「ゲーム史」研究の貴重な資料だと思うのだが、保存の試みというのはたとえば日本ではなされているのだろうか。旧作ゲームの復刻版を出そうというプロジェクトはあるが、ちょっと趣旨が違うように思う。

■追記

 一つ書き忘れていたが、このサイトのすごいところは、IEActiveXを使って、ブラウザ上でゲームができてしまう(らしい)こと。IEを使ってないので、やってみてはいないのだが。ちゃんと実用に耐えるのだろうか。

*1:実はわたしはplusのコンパチマシンを持っています。