原稿に必要な知識はみんな逃避行動で身につけた

 ほら、ゲームとかファンタジーとか。(を

■能書

 ということで、今回は4GBのCFカードハギワラシスコム、20倍速)にVine3,2を(フル)インストールしてみた。次はこれで原稿書い……(妄想中)……書いてみようか。(を
 ……ええと。
 これは本質的なことではないけど、昔はVineってものすごく外観(ログイン画面とか標準の壁紙とか)がダサかった。正直人には見せたくないぐらい。最近ようやくクールを気取れるようになったかも。
 なお、以下はいろいろメモってきたことをまとめたものです。書き下ろしではありません。

■インストール手順

(1)マシン(中古のThinkPad X30、CPUはPen3の1GHz、メモリ256MB)にはCDドライブというものがないので、デスクトップマシンにCFカードIDE HDDとして認識させるインターフェース(IR Cube製)をつないで、インストールはこちらでやることにする。
 インストール自体はHDDにインストールするときと同じ。スワップを確保し、残りは一つのパーティションに。(パーティションがいかれたとき悲惨なので、あまりやらないほうがいいです。)HDDと違って書き込みにむちゃくちゃ時間がかかるので、要忍耐。
 インストールするパッケージは、サーバ関係をのぞいたもの。いちおう開発パッケージも入れておく。configure & makeぐらいの簡単なものは使えるように。(と思ったのだが、すごーく甘かった。)

(2)インストールが終了したら、今度はThinkPadCFカードをさしかえて、起動。
 途中ハードウェアのコンフィギュレーションでいろいろいわれるけど、デスクトップのチップセットとかは全部設定から削除し、ThinkPadのハード関係をみんな設定に入れていけばいいだけ。悩む必要皆無。
 別に問題なく*1Vineが起動し、ログインするとGnomeの画面になる。ここで念のために、apt-get update と apt-get upgradeをしておく。とりあえずのセキュリティ対策。

(3)Gnomeのままでもいいけど、軽くてロゴのネズミがかわいいXfce4という、Gtkベースのウィンドウマネージャを導入する。suでrootになって、/etc/apt/source.listにplusとかextrasとかを追加で入れて、apt-get install task-xfceでOK。簡単。再起動してできあがり。
 なお、20倍速のCFカードだが、書き込みはやはり遅い。だが、別段使用でいらいらするということはない。もちろん、80倍速のカードよりは明らかに遅いが。
 あと、最初Xが落ちまくったのだが(たぶん画面まわり)、今日は安定して使えている。不思議。

■環境を整える。

 GIMP、XPDF、xmmsみたいなのは最初から入ってる。追加したのは主に以下のもの。
 オフィスソフト。OpenOfficeVineのパッケージはバージョンが古いので、日本語の独自ビルド最新版(2.0.2)を以下から落としてきてインストール。これもけっこう時間がかかるけど我慢。

 フォント。標準ではさざなみフォントが入ってるけど、追加でIPA明朝体、ゴシック体をインストール。そのほかフリーで使えるあくあフォントとかいろいろ。/usr/share/fonts/TrueTypeにコピーして、gnomeの設定ユーティリティからフォントを閲覧すると使えるようになる。らしい。どこかに書いてあった。
 ブラウザ。もともとはMozillaがインストールしてあった。名前が可愛くないので(をい)、別なものにする。いろいろあるけど、WindowsでもMacでも同じものが使えるFirefoxを選択。ホームページから最新版を落としてきて、/usr/local/binに展開してリンクをはる。ついでに「風博士」という耳慣れないブラウザも入れてみたりした。なお、メーラは入れない。全部Webから見るので。
 IME。知合いが「SCIM+Anthyがイイ!」といってたのを聞いて、即DLしてテスト(apt-getしたはず)。たしかに今まで使ったLinuxIMEの中ではもっとも使い勝手がいいと思う(主観)。ただし、文節区切りを変更するとときどき文字がどっかいっちゃう。(戻ってくるときもある。)あと、単語登録がいまの段階ではできない。kasumiというユーティリティがあるのだけど、これがなぜかコンパイルできない。(泣)早くVine Plusに収録してください。
 その他いろいろ。ウィンドウズマネージャの外観は「agua」、フォントはIPA UI Gothicにした。アプレットでバッテリの残量を表示するやつをXfce goodiesから落としてきてインストール(しただけ)。IMEの設定は極力ATOKに似せてみる。でも半角モードにするのがうまく「無変換」にできない。→あ、できたできた。
 そのほかデータファイルをいろいろ入れてたら、60%ぐらいCFカードを消費してしまったので、ソフトはこのぐらいにしておく。

(5)エディタの壁
 ところで、この文章はleafpadという軽量エディタで書いてるのだけど、ここに至るまでにはけっこうな道のりがあった。まずXZを入れてみたのだけど、かんなはうまく使えるのだが、AnthyだとそもそもIMEが起動しなかった。いろいろいじってようやく使えるようにはなったみたいだが、直接文字を入力して変換できない。いちおうそっとしとく。(ぇ
 cmemoとかもパッケージがあったので入れてみた。悪くない。ただ、leafpadを使いだしたら、なんだかなじんでしまった。しばらくはこれにしそう。あとはメモをささっととって、整理しておけるようにしたい。Windows版もあるMalon Noteというのを入れてみたけど、入力Windowの大きさがなぜか固定だったり、表示画面のフォントがやたらと大きかったりと、微妙なところで不満がいろいろあって乗り切れない。OpenOfficeでMSのOneNoteみたいなの出さないかなあ。Writerのアドインみたいなのでもいいんですけど。

■こわいのは

 CFカードの寿命。フラッシュメモリの性質上、10万回から100万回ほど書き込むとそのセルが使えなくなる。二年とかしかもたないという計算もある。使えば使うほどサヨナラする時が早くなるということだ。(なんか切ない……。)
 特に/tmpとか/varとか/procとかは激しい書き込みがあるはず。もう一枚CFを刺して、こういうファイルはそっちに置く、という手もあることはあるだろうが。

*1:嘘。USBまわりのハードウェア認識が一部おかしい。