監視社会

 今日は6限の講義が終わった後で、いつもと反対方向、上りの東北本線に乗って郡山へ。そこから新幹線で東京方面へ向かうことになる。
 郡山で東北本線を降りたとたんに、名前を呼ばれた。ふりかえると、顔見知りの二人の女性。今年から勤務校の学生(夜間)でもある。
 「先週も実はここ(郡山駅)で目撃しました。うふふ。」
 「……なんですかそれ。」
 雑談しながらエスカレータをあがって、彼女たちは出口へ。わたしは新幹線の改札へ。切符を買ってないので窓口に並ぶ。すぐ順番がきたのだが。
 「あ、先生。」
 「……はい?」
 「ぼく、学生でした。授業とってましたよ。」
 なんと窓口の駅員さんが卒業生とわ。
 てゆーか、キミたち。わたしを見張ってるんですか。
 そうか、見張られてるのか。今こうしてタイプしてても。そういえば、さっきから隣の人がこちらをちらちらと。はっ、視線がまた右斜めうしろから。うっ、膝下からうかがう目がっ!(←デムパ系