『女は変身する』

 メイクの話ではないようです。

女は変身する (ナイトメア叢書 6)

女は変身する (ナイトメア叢書 6)

  • 第1章 なぜ、いま女の変身譚なのか――桜庭一樹インタビュー

[連載]

  • 書棚の隅に何かいる(第3回)その後の太霊道――日本霊道会と機関誌「霊界」をめぐって(一柳廣孝

 東・進藤・村瀬論考だけ読みました。東さんの論考は、宝塚の演劇で、マリー・アントワネットがどのように表現されているかを議論したもの。2001年公演が主な議論の素材ですが、初回公演との比較もされています。(でも「人間」にルビふるなら「man」じゃなくて「homme」だと思う。)
 進藤さんの論考は、「ああ、この人エヴァ(と綾波)が好きなんだなあ」ということが、よくわかります。愛に満ちた論考。(笑)細かいところまでよく観ているのは、まあ基本。ただ、議論全体としてはあまり新味はないかな。
 村瀬論考は、短いせいか、やや不満が残る感じ。GAINAXの『グレンガラン』と磯光雄原案の『電脳コイル』が主な議論の対象になっています。
 あとで、桜庭さんのインタビューと、久米さんの連載もチェックしておこうかと。