『女は変身する』
メイクの話ではないようです。
- 作者: 一柳廣孝,吉田司雄
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2008/05/23
- メディア: 単行本
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- はじめに(吉田司雄)
- 第1章 なぜ、いま女の変身譚なのか――桜庭一樹インタビュー
- 第2章 変身する女たち
- ラフカディオ・ハーンにおける女の変身(堀江珠喜)
- 変身する歌舞伎の女たち――阿国、お岩、そして風鈴お姫(津金規雄)
- 『キャット・ピープル』のために(吉田司雄)
- 第4章 現代日本と女の変身
[連載]
東・進藤・村瀬論考だけ読みました。東さんの論考は、宝塚の演劇で、マリー・アントワネットがどのように表現されているかを議論したもの。2001年公演が主な議論の素材ですが、初回公演との比較もされています。(でも「人間」にルビふるなら「man」じゃなくて「homme」だと思う。)
進藤さんの論考は、「ああ、この人エヴァ(と綾波)が好きなんだなあ」ということが、よくわかります。愛に満ちた論考。(笑)細かいところまでよく観ているのは、まあ基本。ただ、議論全体としてはあまり新味はないかな。
村瀬論考は、短いせいか、やや不満が残る感じ。GAINAXの『グレンガラン』と磯光雄原案の『電脳コイル』が主な議論の対象になっています。
あとで、桜庭さんのインタビューと、久米さんの連載もチェックしておこうかと。