Type PにUbuntu12.04を入れてみた

 最初Linux Mint 14 Cinnamonを入れてみたのだけど、サスペンドがうまくいかなかったので、Ubuntu12.04LTSに切り替え。
 なお、Mint14はインストールそのものは、問題なし。

(1)さて、Ubuntuのほうだけど、日本語LiveCDからは問題なく起動できる。インストールも特に支障はない。以前は本体のSSDを7.5GBけずってMint6を入れていたけど、今回はUSBにアダプタを挿して、MicroSDHCへインストールした。
 まず、先頭のパーティションFAT32にして、ほかのPCとのデータのやりとりができるようにしておく。2番目のパーティションの容量を大きくとり、ここへシステムをインストール。スワップ領域も、念のため2GBを確保。

(2)インストールが終了して、そのまま再起動すると、画面が表示されないという不具合が報告されているので、再起動の時にはメニューの二番目(リカバリー)を選択する。リカバリーメニューは一番上の"resume"でOK。
 これでもまだ画面が乱れる。(上半分に画面が限定され、半分ずつ切り替わる。)いったんログイン、ログアウトすると、正常に表示されるようになるので、とりあえずここまで進めておく。

(3)まず表示系の不具合の修正。/etc/default/grub の該当行を、下記のように修正して、grub-update で反映させる。
 GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet console=tty1"
 再起動すれば直っているはず。

(4)次にサスペンドを有効にする。(3)をやったあとでないと意味がないので注意。これは、/etc/pm/config.d/defaults ファイルを作成して、
 export PM_QUIRKS="--quirk-vbemode-restore"
を書き込んでやれば大丈夫。なお、環境によっては--quirk-vbe-postが必要なこともあるようだ。

(5)Synapticをインストール、Xtermから
 sudo apt-get install synaptic

(6)Mozcが入ってないので、iBusに対応したMozcをsynapticからインストール。そのほか、chromiumとかも。標準のUnityはどうも取っつきが悪いので、Xfce4もインストールしておく。

(7)Windowsでの環境に近づけるためには、a)FirefoxThunderbird、b)dropboxなどのウェブストレージ、c)Twitterクライアント、d)Evernote、e)オフィスソフト、f)Adobe Readerをそろえる必要がある。a)はUbuntuに標準で入っているので、そのほかのものを。
 まずDropboxは、Ubuntu用のパッケージがあるので、それをインストールすれば問題ない。Twitterクライアントは、当面HootsuiteとWebを併用。(Air版のTweetdeckも使用可能だが、たぶん重い。)オフィスソフトは割り切ってLibreOfficeで。Adobe Readerは9.4が使用可能。(Adobeによる提供。)
 EvernoteもWineを入れれば大丈夫とのことだが、重そうなので、先に入れたChromeでWebからアクセスすることに。Chromeはそのほか、Googleカレンダーを常時表示させておくことにした。

 あとは、辞書ソフトと、ちょっとしたレタッチができるアプリぐらいは入れておきたい。それとディスプレイの輝度調節ですか。
 ぬるぬるまではいきませんが、そこそこな感じで動いてくれます。相変わらず字は小さいです。(笑)

■追記

 無線LANのドライバは標準で入ってるので、以前のような苦労はない。ただし、インターフェースそのものがオフになったまま戻らないことがある。そういうときはrfkillの呪文を唱える。(rfkill unblock wifi

■再追記

 SDカードへのアクセスを減らすために、/etc/fstabを編集して、パーティションにnoatimeオプションを追加して再起動。sudo mountで属性にnoatimeがついていればOK。(最近はこのオプションは必要なくなっているという説もあります。)
 なお、壁紙はうちの猫です。(最近の標準)