Puppy on the TypeP

 まずはためしてみた各種ディストリビューションから。なおUbuntu8.10系はいちおう動作するので割愛。

  • Austrumiというラトビアディストリビューション、100MBぐらいでけっこう美麗なデスクトップを持ちながら軽い(オンメモリで動作)という優れものなのだが、残念ながらTypePでは、なぜか最新版の1.8.5や、以前のバージョン(1.6.0)はCDから起動できなかった。オプションの付け方なのかもしれない。USBメモリからは試してない。
  • USBからイメージファイルで起動したのは、BerryLinuxというFedoraベースの和製ディストリ。600MB以下のシンプルな構成だが、KDEを採用している。最新版をダウンロードして、isoファイルを仮想CDドライブにマウントして起動すると、メニュー画面からUSBメモリへのインストールができる。CDでBerryを起動して、そこからインストーラを使っても同じことはできないので注意。なお、1600x786の画面もきちんと認識された(輝度の調節は不可?)。WLANはダメ(有線はOK)。
  • さて、PuppyLinuxはいけるんじゃないかと思ったので(根拠無し)、最新版の4.1.2をUSBメモリにインストールしてみる。以下手順。
    1. isoファイルをダウンロード。仮想CDドライブにマウントして、中のファイルを全部USBメモリのルートにコピー。
    2. 「ISOLINUX.CFG」と「ISOLINUX.BIN」のファイル名を、「SYSLINUX.CFG」「SYSLINUX.BIN」に書き換える。
    3. 「ISOLINUX.CFG」の中の「pmedia=cd」を「pmedia=usbflash」に書き換える。
    4. syslinux.exeを落としてきて実行。「syslinux.exe -ma 」でOK。ルートに隠し属性のldlinux.sysができていればよい。

 Puppyは初回起動時にXorgを使うかXVESAを使うか聞いてくる。なんとなく最初XVESAにしてしまったら、案の定ものすごく遅い。描画しているのが目で見えるぐらい遅い(どんなや)。メニューからXorgの設定で1600x768x16を選択したら実用に耐える速度になったので、どうやらちゃんと対応するドライバが選択されているもよう(というかフレームバッファだと思うが)。
 ただし、WLANはやはり認識されない。昨日のメモでドライバはath9kと書いたが、それがないらしい(どっかから持ってくればいいのかも)。有線もダメっぽい。
 動作はPuppyらしくきびきびとしている。速度的には全然問題ない。